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中の人は組織設計事務所と不動産デベロッパー。建築や不動産の面白さを伝えたい!最近の建築のトレンドから勉強のヒントになるような専門的な情報まで

就活のポイント③「就活とは自分という「商品」 を売ること」面接・その後 編

こんにちは。都内のデベロッパーで働いているnao. です。

 

就活で業界調査と自己分析を終えると、次に立ちはだかるのが面接だと思います。

今回は「面接」とはなにか、ポイントについて説明したいと思います。

 

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建築学生の北欧旅行記①フィンランド編

こんばんは。都内のデベロッパーで商品企画をしているnao. です。

今回は以前、大学院生のときに北欧旅行に行った時にメモ帳につらつらと書いていた旅行記をシェアしたいと思います。

 

僕が大学院生の時にかれこれ3週間ほど、フィンランドデンマークスウェーデンを回りました。

メモ書きなので多少読みにくいところもありますが、当時の雰囲気がそのまま伝わると良いなと思い、あえてなるべく原文そのままで掲載しようと思います。

 

初回はフィンランド編です。

 

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施工の基本ルールを押さえる!学科試験の勉強の仕方 ~施工編~

こんにちは。Kyoheiです。

先日、学科試験の勉強の仕方について、大まかな意識の話をしていきました。

 

seekencearchi.hatenablog.com

 

今回は、施工の勉強の仕方について、より掘り下げてお話ししていきたいと思います。

 

 

1、施工の7大ルールを押さえる

 

施工には、共通して特徴があります。それらのルールを覚えると、仮にわからない問題が出てきた時もルールに則って正答できることがありますので、以下のルールを覚えていきましょう。

 

①湿気を嫌う

工事や材料は基本的には湿気を嫌います。「外部に養生しないで保管した」などは×になりやすい文章です。各単元でこのルールに則ったポイントを挙げていきます。

◆材料管理

・材料管理の際、セメントは湿気を嫌うため、30cmほどあげた場所で保管する。

・鉄筋は雨を避け、錆などが発生しないように保管する。

・溶接棒は乾燥した状態で使用する。

◆防水工事

・防水工事は、降雨・降雪時には作業してはならない

◆木工事

・木材の含水率について。含水率が高い程弱い材料となる。

塗装工事

・塗装に望ましい環境は、湿度85%以下。

 

②中央から外側へ

これもよく出題されますね。杭を打つ際など、外側から内側へ打っていくと内側のスペースが追いやられてうてなくなります。理由も一緒に覚えていきましょう。

◆土工事

・掘削は中央から外側に行う。

◆杭工事

・杭の打ち込みは内側から外側に行う。

◆鉄筋工事

・壁・スラブの背筋は、中央から行う。

◆内装工事

・タイルカーペットは部屋の中央から外に向かって敷きこんでいく。

 

 

③弱点は揃えない

◆土工事

・プレロード構法に使用する油圧ジャッキは、隣り合う切ばりで同じような位置を避けて配置する。

◆鉄筋工事

・つなぎ手はずらして設ける。

◆内装工事

・フリーアクセスフロアのタイルカーペットは、パネルの割り付けとずらして敷きこむ。

・石膏ボード2枚張りの際は、下張りと上張りの目地をずらす

・天井施工の際、MバーCチャンの留め付けクリップのつめは、交互に向きを変えて留め付ける。

 

④点溶接NG

◆基礎工事

・杭の溶接は、仮付け溶接についても点溶接ではなく、本溶接同等とする。

・鉄筋かごの帯筋のつなぎ手は、片面10d以上のフレア―グルーブ溶接とする。

◆鉄筋工事

・溶接はショートビートにならないよう注意する。

 

⑤鉄の溶接後の変形を見込む

◆鉄骨工事

・逆ひずみ方により溶接精度を高める。

・鉄骨建て方の際、建物の中央に調整スパンを設け、溶接誤差を吸収する・

・高力ボルトと溶接の混用接合は、ボルトを先に締め、後から溶接を行う。

 

⑥乾燥が原則。

この項目は安易に乾燥しているのがいいと覚えると引っ掛かります。

中には、乾燥させない段階で次の工程が始まるものもあるので、理由と合わせて覚えていきましょう。

◆防水工事

・下地は十分に乾燥させる

アスファルトプライマーは十分乾燥させてから施工を行う

シーリングは重点直後にマスキングテープをはがす(固まってからだときれいにはがせないから)

◆タイル工事

・下地は十分に乾燥させてから。

◆内装工事

・下地は十分に乾燥させてから。

 

⑦火気厳禁

◆材料管理

・塗料置き場は火気厳禁の表記を行う

◆内装工事

・天井の施工において、野縁などの切断は、溶断では行わない。

 

2、構造とセットで理解する

 

《後日追加予定》

 

いかがだったでしょうか。

施工はこれらのルールを理由とセットで覚えておくと、丸暗記にならず、応用的な問題も解けるようになるかと思います。

勉強している際も、これらのルールを意識して、当てはめていくと定着しやすいかとおもいます。

 

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Kyohei

デベロッパーを諦めた男が設計事務所に就職したわけ

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こんにちは。SeekEN'sのKyoheiです。

相方のNao.から、先日下記の記事をアップしました。

 

seekencearchi.hatenablog.com

 

そこで今回、僕の方から上記記事の続きとして、

デベロッパーをあきらめた男が設計事務所に就職したわけ」という題目で、僕の就職活動についてお話していきたいと思います。

 

目次

 

 

1,将来の夢と社会からのニーズとの間に感じた、2つのギャップ

 

まずは僕の夢や目標の話しからしていきたいと思います。

大学在学中、学部後半の頃から都市開発や街づくりに興味を持ち始め、将来はそういった大きな規模で生活を豊かにしていきたいという思いがありました。

そこで学部3年の夏から、大手デベロッパーのインターン等に応募。周りが院生だらけの中、学部生での挑戦でしたが、面白いと思ってもらえたのか某デベロッパーの夏期2週間インターンに通るなど、就職活動の手ごたえを得ていた時期でもありました。

「これは学部卒でもデベロッパーに就職できるのでは、、?」と考えていましたが現実はそんなに甘くありませんでした。笑

その後、冬期インターン等にも参加し、着実に人事や社員の方とも仲良くなっていき、いよいよ迎えた最終面接。結果は見事にお祈りメールをもらう最後となりました。

院になってからの就職活動の際聞いた話ですが、大手デベロッパーは学歴がかなり重要で、(僕の大学は中堅私大レベル)デベロッパーと繋がりの深い教授に相談しに行った際も、早慶より下はほとんど見ていないという話をされました。

僕の大学からも、数年に1人は行っている程度。実力が及ばなかったのももちろんですが、そういった見られ方をされていることに納得がいかない気持ちでいっぱいでした。

 

2つ目は、説明会での出来事です。

学部で就職活動をしている際、様々な会社の説明会にいくのですが、説明会際、いくつかのグループに分かれてグループディスカッションを行うことがありました。

1グループ6人ほどに分かれて、まずは自己紹介。その際聞いた周りのプロフィールが、

「東大で文学部にいて、今は夏目漱石について勉強しています」とか、「ラグビー部に所属していてラグビー一筋で頑張ってきました」とか。

い や、ま ち づ く り 関 係 な く ね ? ? ?

というのが率直な感想です。笑

当時、大学で真面目に都市の勉強をし、研究室で実際に街に入り込み、商工会のおじさんたちと仲良くなって、再開発の案を考えるなど、一生懸命街をよくしようと日頃から考えていた僕にとって衝撃的な環境でした。

こんな人たちとまちづくりをやるの、、?

と当時は思っていました。笑

これが2つ目のギャップです。

 

2,大きな方針転換。建築出身者としての覚悟。

 

学部での就職活動は大失敗に終わり、時は過ぎ院生。

また将来について考えなければならない時期がやってきました。

どうせ、院になってから受けなおしても、学歴フィルターはかかり続けるのだろう。

また、総合職で入れたとしても、他の同期と同じ道を歩むことに抵抗がありました。

せっかく建築を専門的に学んだのだから、専門性を活かした立場で都市に関わっていきたい。

そこで、かつてのコルビュジェ丹下健三のように、まずは建築の勉強をし、そこから都市にスケールを上げていこう。という考えになり、設計事務所できちんと建築、デザインの勉強をしてから、専門家としてまちづくりに関わろう、というキャリアマップを立てたのでした。

 

 

3,世の中、思うようには回っていない。

建築学科って、他の学部に比べてかなり特殊だと思うんです。

学内でも先輩や同期との繋がりが強く、更に今は大学の垣根を超えたサークル・学生団体や、卒業設計展があって他大学との関りもある。また、第一線で活躍している建築家との交流もあったりなど、業界内での結びつきがかなり強い。

ただ、建築学科内の居心地が良すぎて、他の専門領域との繋がりや、社会の仕組みがわからない学生って多い気がするんです。

まさか、大学時代に夏目漱石を研究していた人間がまちづくりをしているなんて、僕も思ってませんでしたから。笑

今都市に関わっている人って、そういう人たちもいるのです。もちろん僕はいまだに、昔の文化や歴史、人々の想いを蔑ろにした今の一部の都市開発を見ると、きちんと都市を愛し、勉強してきた人間に都市に関わってほしいと強く思いますし、そういう世の中を変えたいと思って今も勉強しています。

もし、同じことを思ってくれている学生がいるなら、まずは建築学科の外に出てみましょう。学部時代に就職活動をするのもオススメです。

みんなで、いい社会にしていきましょうね。

 

 

以上、今回は僕の就職活動体験記でした。

Nao.も僕も、優等生ではなく、かなり泥臭い就職活動をしてきたと思います。笑

でも、就職活動ってそんなもんだと思います。

社会とのギャップに悩み、将来の事、自分の事に必死になって考える大切な時期です。

そして、この時期考えたことが、今後の50年を大きくつくっていく可能性もあります。

今年就活する方は、是非後悔のないよう、全力で頑張ってきてください。

 

 

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では。 

Kyohei

 

 

 

 

【建築パース作成】少しの工夫で雰囲気倍増!Photoshopを使ったプチテクニック集

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こんにちは。SeekEN'sのKyoheiです。

今回はパース作成の際、ひと手間加えることで雰囲気が倍増する、Photoshopのオーバーレイを使ったテクニックを紹介していきたいと思います。

 

目次

 

1,CGパースを作成する際のテクニック

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引用:https://big.dk/#projects-axl

 

 

CGパースを作成する際、ArchuCAD やRevit等でレンダリングを行ったものをそのまま使ってしまうと、どうしてものっぺりした印象になってしまいます。

本来、プロのパースはレンダリングをした後、その画像に様々な修正を施し上記のような美しいパースに仕上げていますが、これをやるには超上級なテクニックとセンスが必要なうえ、時間も大幅にかかってしまいます。

設計事務所でも、このクオリティのパースはCG作成専門の部にお願いをしたり、CG制作会社に外注するレベルですので、パースのレタッチが苦手だよという方はこのテクニックを参考にし、短時間でそれなりなレベルに仕上げる、ということを意識してみてください。

 

 

seekencearchi.hatenablog.com

 

 

以前こちらの記事でも紹介したグランジ素材をオーバーレイする方法です。

今回は複数の素材を重ねていき、ベースのパースがどのように変わっていくのか見ていきましょう。

 

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今回はこちらのパースをベースに画像を加工していきます。こちらのパースはArchiCADで作成しており、木やタイル、水面などのテクスチャ―はあらかじめArchiCAD上で設定してからレンダリングしています。

後日また記事にしようかと思っていますが、ArchiCADでモデリングする際、可能な限り多くをArchiCADの段階で入れ込んでいくことをオススメします。

(後からフォトショで要素を入れようとすると時間がかかるだけでなく汚く見える原因にもなります。)

このパースでは人や空や木、奥の建物・橋の画像はあらかじめフォトショで入れ込んでいます。

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こちらが編集後のパースになります。

編集前のパースと比べ、のっぺり感が消え、雰囲気のあるパースになりました。

以下がオーバーレイした素材画像と透明度の設定になります。

 

①オーバーレイ 透明度:45%

太陽の光が上から降り注いでいるような雰囲気になります。

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②オーバーレイ 透明度25%

茶色っぽい雰囲気を足し、また真ん中を明るくし周辺を暗くすることでパースの焦点を操作します。

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③オーバーレイ 透明度25%

若干明るい印象を加え、同時に和紙のようなザラザラした質感を足すことができます。

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④オーバーレイ 透明度20%

グランジ感をさらに強めていきます。

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⑤オーバーレイ 透明度10%

最後に明るさを微調整するために重ねてみました。

 

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かなり多いですね。笑

この辺り、何を選んでどのくらいの透明度にするかは試行錯誤です。

いろんな素材を重ねてみて、自分なりにいいとことに落ち着けてみてください。

 

 

 

2,手描きパースをレタッチする際のテクニック

 

上記で紹介したオーバーレイのテクニック、実は手描きパースにも応用することができるんです。

 

 

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手描きパースは、そのままだと味気ないものになってしまいますが、着彩も難しく時間がかかってしまうものです。このテクニックを使うと、短時間で雰囲気のあるものに仕上げることができます。

以下に手順を開設していきます。

 

1.レベル調整で地を整える

 

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↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

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色調補正のレベル調整で、右のスライダーを調整し、スキャン時に写りこんでしまう背景のグレーを白に飛ばします。

 

2.素材画像をオーバーレイする

 

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オーバーレイ 透明度50%

 

今回オーバーレイする画像は水彩調のテクスチャーになります。

「水彩 テクスチャ」のようなキーワードで検索すると色々出てくるので、好みのテクスチャを探して、色々オーバーレイしてみてくださいね。

 

 

今回はCGパースと手描きパースを少しの手間でよくみせるテクニックをご紹介しました。

オーバーレイはよく使う機能ですので、上記のテクニック以外にもいろいろ試してみてください。

 


 

 

一級建築士・学科試験の当日目指すべき点数と勉強法について

こんにちは。Kyoheiです。

今回は一級建築士学科試験について、当日僕がどのくらいの点数を目指していたかと、その点数を取るための勉強のペース配分について、シェアしていきたいと思います。

 

【◯】‥‥目標点数 (◯)‥‥実際の点数

Ⅰ.  計画【18】(19)

Ⅱ. 環境【18】(18)

Ⅲ.法規【27】(29)

Ⅳ.構造【27】(28)

Ⅴ. 施工【20】(18)

合計  【110】(112)

※令和元年度受験

 

目標点数は、S資格に通ってる方ならわかると思いますが、教室に貼ってある、このくらいの点数目指しましょうね〜の掲示内容とほぼ同じかと思います。(施工は苦手だったので若干低めの点数設定かもしれません。笑)

実際目指してる点数よりは当日落ち込むと考える方が安全側なので、上記のような点数を取れるように勉強していました。

 

ここで気が付くこと。

「ほとんどの科目で1割しか落とせないやん、、、」

そうなんです。僕の目標点数は、施工を低く設定している影響もあり、他4科目は1割以上間違えることが許されませんでした。

本番試験は1割くらい捨て問題(難しすぎて解けない問題)がでることも想定すると、勉強する際、ほぼ10割正解を目指した勉強をしないと当日合格点に届きません。

「自分は環境の熱が苦手だけど1単元くらい捨ててもいっか~」なんて考えてると、痛い目見ます。。。笑

 

次に、各科目の勉強法について、詳しく振り返っていきたいと思います。

Ⅰ.計画

計画は自分が意匠設計ということもあり、プライドを持って勉強していました。

だって、構造設計の人に計画の点数負けてられなくないですか?笑

そうやって自分の得意科目にプライドを持って勉強するのもモチベーションを上げるいい方法だと思います。

計画の勉強の際、学習タイミングがわからずないがしろになりやすいのが建築作品。

特に建築史は量が多く覚えにくいので、早めに一回、一周しておくのがおすすめです。

後になって慌てて覚えようとしてもこいつらはなかなか頭に入ってくれません。

作品集やテキストを何回も何回も流し読みするのがおすすめです。

 

Ⅱ.環境

環境は苦手にする方は多いですよね。僕も苦手な方でした。

環境のポイントは、あまり深追いしないことが重要かもしれません。

例えば熱環境分野ではたくさん公式が出てきますが、正直、完璧に覚えた公式が何個あったかと聞かれると、僕は0な気がします。笑

もちろん覚えるに越したことはありませんが、全て覚えるなんて無理!って方は、「熱は材料が厚いと伝わりにくく、温度差が高いと伝わりやすいんだ」というような、概念を覚えるということを意識してみてください。(これだったら一瞬で覚えられそう、、?)

あとは問題を解きながらすこ~しずつ覚えていく。そのくらいの感覚でいいと思います。

光も公式を丸暗記しない。教科書にcosθとか書いてますが、この公式覚えていたら頭のメモリが足りません。図を描いて三角関数で解けるので、余計な公式は覚えないようにしましょう。

全ての単元に言えることですが、過去問を一通りとくと、予習の時にあれだけ苦労して読んだのに問題で出たことないじゃん!なんてことがたくさんあります。

教科書を全部覚える必要はないのです。過去問が解ければいいのです。

過去問を解くのに実は必要のない知識というのがテキストに書かれているということはまちまちあります。予習の際にわからないところが出てきたら、理解に固執せず読み飛ばしましょう。

 

 

Ⅲ.法規

法規に関しては、まずは法令集を自分色に染めてください。

テクニックについて、昨日の記事で紹介しているので、まずは記事のように色をぬりましょう。

 

 

seekencearchi.hatenablog.com

 

 

法規は一番点数が上がりにくいですが、最終的には満点近くの点数が取れるようになります。指数関数的に点数が伸びていくので、今点数が低い方も最後には伸びるのであまり心配しすぎないでください。

法規はとにかく、法令集のどこになにが書いてあるかを覚える。問題を見た瞬間に該当ページが引ける。その速度感が勝負です。とにかく問題を解く。法令集を引く。それに尽きます。

 

 

Ⅳ.構造

構造もかなりクセのある単元ですよね。

構造は、まずは計算問題は満点を目指しましょう。

計算問題に関しては奇抜な問題はあまり出題されず、基本に忠実に、出題パターンを覚えれば満点取れるようになります。

文章題についてですが、こちらも環境と一緒で、深追いしないことが大事です。

コンクリートのヤング係数の式なんて覚えてません。鉄筋のヤング係数も値がいくつかは覚えてません。コンクリートのヤング係数は変化し、鉄筋は変化しない、ということのみ覚えれば十分です。両方とも式がテキストに載っているので、覚えなければいけないのか、、?と思ってしまいますが、過去問を解いて出題の仕方を抑えれば式の詳細まで覚えなくていいことがわかります。

何度もいいますが、問題が解ければいいという意識を強く持ちましょう。

 

Ⅴ.施工

最初に書いた目標点数を見てお気づきの方もいる通り、僕は施工が大の苦手でした。。。笑

ぶっちゃけ試験が終わった直後、施工で足切りなんじゃないか、、と心配するほど最後まで苦手意識が強かったです。

中には施工で足切りで不合格、という方もいたので、施工は苦手になりやすいということを念頭に置きながら勉強していきましょう。

上記で、環境や構造はテキストで覚えなくてもいい部分がある、というお話をしましたが、施工はその逆で、テキストに載っていない事を知っていた方が知識が定着する単元です。

例えば、次のような問題がよく出題されます。

 

問)シーリング工事において,目地周辺の汚れを防止し目地の線を通りよく仕上げるために張り付けたマスキングテープを,シーリング材のへら押え終了後,直ちに取り除いた.

 

 

答えは◯ですが、これ、理由を答えられますか?

マスキングテープをシーリング剤が硬化してから剥がすと、テープを剥がす際に硬化したシーリング剤も一緒に剥がれてしまいますよね。

なので、固まる前に剥がすことで、仕上がりが綺麗になり、品質を損ねないのです。

このように、何故そうなのか、理由をきちんと押さえると、2度と忘れません。しかし、施工は理由がわからない暗記が山ほど出てきます。

このように、何故その工程なのか、何故それが必要なのか、分からなかったら、すぐに講師に質問するのがオススメです。大体は、聞くとすんなり覚えることができる理由がありますし、質問をすると印象に残ります。

理由と一緒に覚えるということを是非意識してみてください。

 

以上、今回は当日目指すべき点数と、その点数を取るための学習方法についてお伝えしました。

参考になったと思っていただけたら、是非いいね、リツイートの方お願いします。

引き続き一級建築士についてもツイートして行きますので、興味を持っていただけたらTwitterの方もフォローよろしくお願いいたします。

 

Kyohei