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就活アドバイス)建築を諦めた男がデベロッパーに就職したわけ

はじめまして。都内デベロッパーで商品企画をしているnao.と申します。

実は僕は、建築学科で一度建築に携わることを諦めていたのですが、そんな僕がなぜデベロッパーに就職したのか、自己紹介をかねて就活のときの体験を紹介したいと思います!

 

目次

 

・都市計画研究室にいたよ

大学は4年間建築学科でそこそこまじめに設計してました。学年の講評会にも選出されたりして、それなりに設計も楽しいなと漠然と思っていました。

4年生の研究室選択では都市計画・まちづくり系の研究室を選びました。理由はもともと都市計画とかスケールの大きなものが好きだったのと、地方でのワークショップとか多くて楽しそうだったから。笑 ほんと、なんとなくです。

 

あと、大学4年のときに一応就活はしてました。都市計画をやっていたので企画・開発系に行きたかったのですが、学部卒で中々取ってくれるところもなく、JRのリクルーターと会ったときには熱意が空回りして、いつの間にか口論になってました。。。(当然書類で落とされました。笑

他に、学部生で就職できる会社といえばほとんどがハウスメーカーの設計職で、いまでこそダイワハウスさんなんかはホテルから流通施設まで幅広く扱っていますが、当時はハウスメーカー=戸建てをひたすら設計する、と思っていたので、どうも面白くないなぁと気が進まず、大学院に進学することにしました。

 

・卒業設計での挫折

僕は卒業設計で失敗しました。というか、正直自分では満足しているところもありましたが、それを建築学科の教授方はほとんど評価しなかったんです。
もともと設計やデザインスキルの高さで評価されるというより、企画やそれに付随するソフトの提案で評価を得ることが多かったので仕方ないとも思いますが、、、

建築が好きだけど、設計が得意ではない。

果たして自分には何ができるのか…そんな不安を抱えたまま、僕は大学院に進学しました。

 

・建築から離れてみた大学院

それと僕の研究室は実は人文学系で、大学院ではまちづくり・防災・社会学など、幅広く勉強していました。

建築は好きだったのですが、卒業設計がうまくいかなかったこととか、建築の大学院に行った同期のレベルの高さを見て、「彼らには勝てない、勝ちたいと思える気力もない、もう建築からは離れたほうがいいかもな…」と思っていました。

ちなみに就職実績でいっても建築系の大学院からはほとんどの人が設計事務所に行くため、企画・開発系に行ける可能性を高めるためにも、実は建築系ではない大学院で良かったと思います。

 

インターンシップ50社への挑戦

大学院1年目の夏はひたすら就活してました。

たしか7月1日にインターンシップが解禁になるんですが、その日のうちにエントリーして、結局50社くらいのインターンに行きました。会社の内訳は製造業、金融、小売、ホテル、インテリア、インフラ、広告、メディア…とにかく幅広く見ていました。中でも面白かったのは星野リゾートの5DAYSインターンかな?実際にホテルに泊まって、そのサービスの高さを体感しました。。


ここで感じたのは「建築業界でないところのほうが自分が光る」ということでした。自分は建築的な発想とか提案が多いので、建築業界よりもそうでない企業の方が周りに建築学生が圧倒的に少なく、高い評価を得ることができたと思います。

あとはこの時期から人狼ゲームが好きになりました。この話はまた別のところで書きたいと思いますが、今働いている会社との出会いも、この人狼ゲームがきっかけだったと言っても過言ではないという。笑

 

・建築の知識を活かして…

色々な会社を見て回る中で、やはり空間や日々の生活に携わりたいという思いが、自分の中にありました。建築の知識を活かして、多くの人に生活空間を提供する=それがデベロッパーへの就職という結論に至りました。

結果として今の会社と出会い、他にも5社ほど内定をもらっていましたが、自分がどうなりたいかのイメージを一番大切にしてくれていた今の会社に就職しました。

実は当社とは内定が決まるまでに人事の方とは毎回2時間×15回ほど面談を繰り返していたので、信頼感もあり、安心して就職することができました。

面倒な学生ですいません、、、笑

 

 

…というわけで、ここまでが僕の就職活動でした。

時間はかかりましたが、納得して就職を決めることができたと思っています。

学生の皆さんも色々な悩みがあると思いますが、ベストな進路を見釣れられればと思っています。

 

さて次回は引き続き、就活の時のイメージと実際に働きはじめてからのギャップについてお話したいと思います。

 

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nao.