建築学生の北欧旅行記①フィンランド編
こんばんは。都内のデベロッパーで商品企画をしているnao. です。
今回は以前、大学院生のときに北欧旅行に行った時にメモ帳につらつらと書いていた旅行記をシェアしたいと思います。
僕が大学院生の時にかれこれ3週間ほど、フィンランド、デンマーク、スウェーデンを回りました。
メモ書きなので多少読みにくいところもありますが、当時の雰囲気がそのまま伝わると良いなと思い、あえてなるべく原文そのままで掲載しようと思います。
初回はフィンランド編です。
目次
- フィンエアー搭乗
- ヘルシンキ到着、市内へ
- かもめ食堂に行ってみた
- 2日目、まだ海外に慣れない
- 木でできてる、カンピ礼拝堂
- スタジオ・アアルトへ
- アアルトハウス
- フィンランディアホール
- テンペリアウキオ教会
- アアルトカフェで休憩
- 3日目、スオメンリンナ島へ
フィンエアー搭乗
成田空港11時30分。座席にボルビック、毛布はマリメッコ柄。
エアバスのほうがトイレ狭いけど液晶画面でかくてイイ。
ご飯が少ない。おやつ(ケーキ)がついてて食事の後半にコーヒー持ってくる。片付けるのが遅い。
CAが前かけつけてて、ステラおばさんみたいな人ばっかり、香水もキツくない、お客さんの赤ちゃん抱っこしてあやしてた!→日本は若い人だらけ?違和感。
上から見ると山がない、ほとんど平地に池と丘。その隙間にいたるところに畑。
街の雰囲気がアメリカっぽい。割と歴史がない、WW2以降の車主体のスプロール開発感。でも社会福祉国家だから新しい電車多い。揺れ少ない、静か、早い。
ヘルシンキ到着、市内へ
歩いてみると平地の中に岩がちらほら、山はないけど坂は結構ある。地盤硬い?掘ろうとしたら大変そう。街小さくて歩きやすい。起伏あるポートランドみたいな感じ。
小銭だとお釣りはだいたい返ってこない、チップじゃないんだけどなー、クレカ使えってか。。。
かもめ食堂に行ってみた
『かもめ食堂』(かもめしょくどう、芬:ruokala lokki)は、群ようこの小説及びそれを原作とする2006年3月公開の日本映画。個性的な面々がフィンランドのヘルシンキを舞台に、ゆったりと交流を繰り広げていく様子を描く。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%82%82%E3%82%81%E9%A3%9F%E5%A0%82
映画の舞台となった店舗を日本人オーナーが引き継ぎ、映画の雰囲気のような店舗になっているとのこと。(実は僕は本家の映画を見てませんでした。)
日本語メニューあるし店員さん優しい、久しぶりの海外で初日は甘えた。
自分の食べるメニュー当てにきた、お前を見たときにピンときたとか言ってた。気楽。
→「背伸びしない旅行」を目指す
日本人観光客狙いの商売?高い、1食2000〜3500円なら儲かりそう
敗戦国って似てる?腰が低い。周りを受け入れながら自分を考える。
2日目、まだ海外に慣れない
朝早いと頭回ってなくてキツい、英語が出てこない。
バイキングが食後払い!?サービス受けてからじゃないとチップ払えないから?北欧はチップ文化あんまりないはずだけど、、
朝は頭もお腹の回転も遅い。本来の姿。。。
路面電車超便利。多分回生ブレーキでエコだし高性能。ウインカー出すのなんで、レールに切替器ないのに曲がれるのなんで、車輪傾けてる?
乗り換え待ちの間に地元のおばちゃんにフィンランド語で声かけられる。え、誰、、、と焦っていたら、べらべら話した後に顔覗いて、ゴメンねーって去ってった。そんな焦る必要なかった。
木でできてる、カンピ礼拝堂
駅前のオープンスペースに、教会。
誰もいないけど、ちょっと辛いときに落ち着けるこの空間こそ都心に必要なのかも。
やっぱり町並みがアメリカ(ポートランド)っぽい。建物に歴史がない≒無駄な装飾がない
あと建物が木の高さに合わせてある?高くても30m(4m×6階建て)くらい、高い木だと建物がすっぽり隠れる。高いと風強いし熱効率悪い?
→【自然とともに生きる】
スタジオ・アアルトへ
ついに。北欧旅行で最も楽しみにしていた目的地の一つ。
巨匠アルヴァ・アアルトの設計事務所。受付のお姉さんに小声で学生証持ってないんだけど…って言ったら何も言わずに笑顔で学割してくれた。とりあえず言ってみるべし。
事務所の中庭で壁に映画映して見てたらしい。
近代建築の五原則=水平性の中に屋根の勾配(雪国だから?)とか、光を取り込む造作(光が貴重?)が取り込まれてる。スウェーデンとソ連に挟まれる中で『フィンランドらしさ』を作り上げていく必要があった時代背景が影響しているとか。100年前くらい
→そういえば日本には建国記念日がない。50年前に「敗戦」しただけ、自分たちのあり方を考える場も時間もないまま成長してしまった。3.11の時になにかそういう動きがあったけどすぐ消えた気がする
アアルトハウス
庭側から見るとハウスメーカーの家みたい。アアルトの設計、元はアトリエも併設、奥さんも建築家で家具設計してたそうな。
日本人4人と出会う。カップル2人はこれから日本に帰るとのこと。1人はゲーム会社人事部で趣味カメラマンの女性。もう1人は東大建築で木造研究。昼食べてわいわい。
→1人旅行の欠点は話せる相手、笑い合える相手がいないこと。
フィンランディアホール
たしかに壁はデコボコだった。イベントやってて中には入れず。
(イタリア産の大理石の外壁が経年劣化で反ってしまい、外壁が凹凸になってしまっている。その度に厚みを変えるなど対策を施し、数億円かけて張り替えているようだが結局数年で反ってしまうらしい。豊かな表情を生み出している反面、気候と建築素材の問題を提示している。)
テンペリアウキオ教会
岩盤彫り抜いて作ったらしい、キリスト教の割に水平性が強い。光の意識は強くて繊細。雪国で光は貴重・大切だから?
マンションにベランダが無い、サンルームはたまにある。多分気候風土の問題、洗濯乾燥室あるし要らない。アジアではよく、ベランダに鉢植えおいたり置物ぶら下げたりにぎやか=ベランダ文化あるけど、日本は何もなくて本当に殺風景。
気候の問題?法律の問題?火事地震を怖がりすぎ?
面白い建築やるにはやれることやれないことを明確化しないといけないかも。
Sさんと解散。
アアルトカフェで休憩
人と話したり移動して疲れた。ここ値段高いけど、コーヒーブレイクって大切。
本は持ち運び悪いからまた今度。アアルトのエコバックなかったショック…
それにしてもマリメッコもイッタラも高い。おみやげどーしよか…
疲れたら何していいかわからなくなって何も買えなくなった。とりあえずホテル戻ってカップラーメン食べて寝る。
3日目、スオメンリンナ島へ
今日もくもり、島行くので厚着していく。
フィンランドは海との距離感が近い気がする、港町。
日本も海に囲まれてるのに、海と向き合うのをやめた理由は?向き合い続けて恐怖の対象になった?
高度経済成長期の日本…
豊かになろう→アメリカの真似しよう→地に足付いてない=アンコントローラブルな急成長→「幸せって何だっけ…?」
時間をかけて問い続けるべき=産めよ増やせよ、の必要性もない今の時代
街の人の服装がおしゃれ。
アウターは暗くインナーは明るく、ピタッとするパンツ、ゆるめのセーター(H&Mにあるなぁ)、ニットの表情を出す
常に暖かい服装でのんびり。「寒い」と思わない状態が大事なのかもしれない。
レストランで一人前の料理が無いので食事の量が難しい。移動日は多めにゆっくり食べる?
↓オールドマーケットホールという古い市場の中の、有名なお店だった。
ヘルシンキのお薦めレストラン:Story
https://kiitos.shop/blog/archive/hokuo-finland-helsinki-restaurant-story-salmon-soup.html
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ちょっと長すぎるかな…こういう旅行記は書き方が慣れないですね。
次回、デンマーク編に続きます〜。
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それなりに気合を入れて回答記事書きます◎
nao.