卒業設計、最後の悪あがきをお手伝いします。
こんにちは。Seeken'sのKyoheiです。
年も明け、4年生は卒業設計のラストスパートに明け暮れてる日々ではないでしょうか。
最後のプレゼンに差し掛かったタイミングで、ほんの少し、あなたのプレゼンボードの見栄えをよくするプチテクニックをお教えします。
多分卒業設計やってる人はこの時期にこんなブログ見てる暇ないだろうけど。。。笑
1.ボードのカラースキームを整える。
Paletton https://paletton.com/#uid=1000u0kllllaFw0g0qFqFg0w0aF
というサイトをご存知でしょうか。
こちらは、簡単に自分で好きなカラースキームが作れるサイトになっています。
プレゼンボードが汚く見える理由の一つに、色の組み合わせが悪い場合があります。
後で紹介する光や風の表現に色を使う際も、このサイトで明度や彩度を整えた色を使うだけでかなり見やすい表現になります。
もし、自分のボードが見にくいな、色を上手に使って見た目を少しでもよくしたいな、という方は、合う色をこちらで探してみてください。
↓色を効果的に使用したプレゼンボード例↓
青をベースに、補色のオレンジをアクセントカラーにしてボードを作成。
緑をベースに、調和しやすい黄色を指し色として用い、全体的に彩度高くビビットに仕上げた例
2.パースにグランジをオーバーレイする
Google画像検索で「grunge」と検索すると、このような画像が沢山出てくると思います。
この画像をPhotoshopでパースの上に乗せ、効果でオーバーレイを選択して透明度を下げるだけで、雰囲気のあるパースに早変わり。
残念ながら、手書きパースなど相性が合わないものもありますが、ある程度素材感があるレンダリングを使っているものだと、思わぬ質感が出るかもしれません。
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画像出典:隈研吾 オドゥンパザル近代美術館
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/20372
上が原画、下が上記グランジ画像をPhotoshopでオーバレイの透明度50%で重ねたもの。
空や地面ののっぺり感が解消され、雰囲気のあるパースに早変わり。
3.図面に書き込みまくる
あなたの図面、他人から見ても見やすい表現になっていますか?
学生の時は正確な図面の表現手法を意外と教わっていないもの。
評価をつける先生は日頃から実施図面や、学生の図面を見慣れてるので、なるべく作図ルールに則った、見やすい作図を心がけることが綺麗なボードにする第一歩です。
ここでは、最後数分〜数時間で書き込める内容をお伝えしていきます。
・「寸法」
適切な寸法感覚で設計してるんだな、ということが伝わります。
・「部屋名」
部屋名を平面図と断面図に書き込みます。四角く縁取ってあげるとベスト。その部屋の配置や天井高は適切に計画されているかなど、建物を評価する手がかりになります。
・「動線、日射、風の流れなどの矢印」
平面、断面の構成が適切か、心地よい空間にやっているか等を判断する材料となります。また、日射を黄色、風の流れは青、動線を赤系の色等で入れると、より図面の密度が上がります。
・「ハッチング、テクスチャなどの表現」
テラスのウッドデッキの表現や、外溝のタイル表現など、CADやIllustratorの場合はハッチングパターンで、Photoshopの場合はテクスチャを再背面レイヤーに張り込みましょう。
・「注釈」
図面に文字を入れることは、見ている人にあなたの図面をわかりやすく伝えるために有効な手段です。引出し線で、検討の際に自分がこだわったポイント等を書き込みましょう。
上記の例「新香川県立体育館プロポーザル SANNA案」
画像出典:https://architecturephoto.net/69092/
以上、あなたの卒業設計を助けるかもしれないテクニック3選でした。
今回紹介したこれらのテクニックは、短い時間で最後の見栄えを変化させてくれるものなので、是非使ってみてください。
残り数日、頑張った未来には今までにない成長した自分が待ってるはずです。
最後の最後まで諦めず、自分のベストを出し切ってください。