就活のポイント1 業界調査・企業分析 編
こんにちは。都内のデベロッパーで商品企画をしているnao. です。
就活において重要な業界・企業調査は、浅く・広く行うことが重要です。
ですが特に建築学生は設計事務所やハウスメーカーなど、調査対象が狭くなりがちです。
今回はその方法とポイントについて説明したいと思います。
目次
建築は全ての企業に必要です
建築学科・専攻の学生が就職できる企業とはどんな会社でしょうか?
… 正解はこの世のすべての企業です。
当たり前のことですが、いざ就活となると多くの人が建築・不動産業界の限られた企業だけを探している人が多いように感じます。
しかし、本当にやりたいことがあるならどんな企業であっても受けてみるべきです。なぜなら全ての企業で建築学生は求められているからです。
例えば、金融系企業は新築ビルの規模や予想収益に見合う金額を出資するため、建設予定のビルの価値や、そこから得られる利益を算出する必要があります。その際に建築の知識が必要です。
また多くのビルや工場を多く保有するメーカーではそれらを管理する建築の知識を持つ人が求められています。
数字から分かる社風
「四季報」や企業の「IR情報」というものを見たことがあるでしょうか。
上場企業の企業の社員数、売上高などがまとめられているものですが、ここから企業の方針や社風を推測することが出来ます。(下図参照)
①企業規模
売上高・従業員数、営業利益率などを業界内で比較することで 会社の懐事情を把握できます。
売上高 、従業員数は企業規模、営業利益率は 会社の生産性を示しています。
生産性の高い会社はそれだけ見習うべきビジネスのノウハウがあり、「効率的な仕事 ぶり」の人が多いと考えられます。
②企業の成長性と安定性
ROA(総資産利益率)は事業に投下された資産 がどれだけ利益を獲得したか示す指標で、8%あれば挑戦性の高い企業と言われています。
(例:オープンハウス 10.47%、ミサワホーム1.85 %)
自己資本比率は総資本のうちの自己資本の割合で、一般的に40%を超えていれば倒産しにくい安定した企業と言われています。
(例:積水ハウス 50.5%、タマホー ム 15.7%)
一概に高ければ良いというわけではありませんが、挑戦的なベンチャー企業なのか、安定している大企業なのか判断できる一つの材料になります。
③資本構成
企業グループ内で資本関係のある財閥系や系列系、そうしたグループに属していない独立系、外国法人が出資している外資系など、資本構成の違いが事業戦略や人事制度や社風などに表れる傾向があります。
いかがだったでしょうか?
業界・企業調査は軽視されがちですが、深堀りすればその企業のことを相当知ることができます。
就活を始めるにあたって、他の就活生に差をつけるためにも、業界・企業調査の方法から見直してみてはいかがでしょうか?
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nao.