卒業設計、最後の悪あがきシリーズ2
こんにちは。SeekEN'sのKyoheiです。
前回、卒業設計の最後の悪あがきシリーズとして、ボードのカラースキームのお話や、図面の最後の仕上げのお話などをしました。
今回、新たに2つほど、あなたを助けるかもしれないヒントをお伝えしたいと思います。
今年卒業設計じゃないよ、もう卒業設計終わっちゃったよ、って人も、今後プレゼンボードを作る際のヒントになると思うので、是非最後まで見ていってくださいね。
1,文字のフォント、大きさを揃える。
地味に見えて意外とボードの全体感を大きく変えてしまうのが文字のフォントと大きさ。
フォントについては、初期設定のフォントではなく、作品の雰囲気に合ったものを選ぶよう心がけ、何種類か試してみて見比べてみましょう。
文字の大きさについては、タイトルを60Ptで書いた場合、小見出しは14Pt、文章は10Pt等、自分なりにルールを作り、最大でも4種類ほどの大きさに絞るようにしましょう。
また、評価する先生はお年寄りも多いです。笑
小さい文字は読めません。(そもそもボードは文字があまり読まれませんが。)
最低でも8Pt以上にし、読まれないにしても、プレゼン表現に対して知識がないんだな、と思われないようにしましょう。
過度に小さい文字は作品自体の評価も下がってしまいかねないということは意識してみてください。
2,パースの彩度を下げる
前回、パースにグランジをオーバーレイする方法をシェアしたかと思いますが、それに似ている考え方で、少ない手順でパースの見栄えを良くしようというものです。
パース、レンダリングしたものをそのまま載せていませんか?
Revitを使うにしろLumionを使うにしろ、レンダリングされたものをそのまま使うと、彩度が高く、のっぺりした印象になってしまいがちです。
特に、色味の多いパースはカッコよく見せるのが難しく、どうしても手抜き感がでてしまいます。
建築のパースは、彩度を下げるとカッコよく見えることが多いのです。(雑だけど事実笑)
もし、全体的にプレゼンボードが散らかって見えるな、、と思ったら、パースの彩度を下げてみてください。
3,ダイヤグラムをかっこよく見せる。
https://www.amazon.it/Big-cold-odyssey-architectural-adaptation/dp/3836557398
最近、トヨタの新プロジェクトでも話題になったBIGが出している書籍「Hot to Cold」をご紹介します。
BIGの最新のプロジェクトが掲載されており、パースやダイヤグラムが多く、英語が分からなくてもプロジェクトの内容がわかってしまう表現力が魅力的な内容となっています。
その中でも特徴的なのがダイヤグラムの作り方で、面白いダイヤグラムをたくさん作っています。
もし、プレゼンボードを作成する際、若干スペースが余ってしまった、もしくは今ダイヤグラムを載せているけどあまりパッとしない、、という方は、この本を参考に新しいダイヤグラムを使ってみるのも手かもしれません。
今からAmazonで購入しても間に合わないかと思うので、大学の図書館や研究室の中を探してみてください。
以上、卒業設計最後の悪あがきシリーズ第2弾でした。
これからもずっと使えるテクニックですので、是非参考にしてみてください。